カナダが大麻を解禁すると。
大麻とは麻の花冠を乾燥又は樹脂化、液体化したものである。
よく聞くマリファナと同意の言葉だ。
薬理作用があることから紀元前から用いられてきた。
嗜好品、または医療品として用いられ近年は医療大麻と呼ばれる。
1925年に精神等に害毒を起こすことを理由に国際法上、流通や使用が制限され、1961年には麻薬に関する単一条約によって国内流通、生産、所持にも規制がかかった。
21世紀に入り、大麻の有害性の再評価を求める動きも強まっている。
そんな中で南米のウルグアイでは2014年に大麻の生産販売消費を世界で初めて合法化した。
アメリカの連邦法では違法であるが、州法では過半数の州が医療大麻を合法化している。
医療用であればまだ理解ができる。でも嗜好品としての大麻は認めるべきではないと私は思う。
人体に影響があるのであれば然るべき対応をするのが筋というものだろう。
しかし今年11月17日 カナダは嗜好品としての大麻使用の合法とする法案を施行した
もともとカナダではマリファナDAYが存在するほど違法の意識が薄かった。ある人はタバコよりも体に害が少ないと言う程だ。
大麻流通を巡って非合法組織が蔓延するのを防ぐとのことだがそれで良かったのか。
認める以外の対処方法は本当に無かったのか。 圧倒的に妥協だと思うのは私だけか。
大麻ビジネスの始まり
合法化により大麻を用いたビジネスが可能になる。
米大手飲料メーカーは飲料の原料として非精神活性成分カンナビジオールに目をつけ、大麻成分を注入した飲料を行うためにカナダの認可業者と予備的協議を行った。
世界的なブランドが大麻市場に参入してくるとすぐに市場規模は大きくなりそうですね。
大きなお金が動くことは間違いありません。
たとえ大きな経済効果があったとしても、大麻が人体に及ぼす悪影響に関しては分かっていないことがまだたくさんあるというのが怖い点だと思いませんか?
研究中のものを合法化してしまおうと言うのに納得がいかない。
連邦政府は大麻にかかる税収のために国民を失意の底に落としてもいいと思っているのか。
不思議で仕方がない。
国として認めたのは世界で2つ目、主要国では初のことなのでここからどうなって行くのか見ものではあると思います。
それが成功だとわかるか失敗だとわかるかはだいぶ先かも知れませんがね。
じゃあ今日はここまで。また明日。