あわじの今日このごろ。

現役大学生がお送りする強気のブログです。社会はこれでいいの?学生はこのままじゃだめだろ!古い考え方を変えてけ!をモットーにブログを書いてます。日曜日には自分語りをしてます。

水っ!

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私が住んでいる大阪は古くから水の都と呼ばれるほど水路や運河、川が多かった。

 

天下の台所、大阪の発展は海や川に支えられたと言っても過言ではない。

 

しかしながら、大阪の歴史には数多くの水との戦いも含まれている。

元々、大阪の土地は低いので高波、津波にずいぶん苦しめられ、その度に都心を大阪の中心に寄せていったそうだ。

 

水の歴史は大阪の歴史。

 

大阪府民の私も小学生の頃に社会科見学で柴島浄水場に行った。

大阪のプライベートブランドである"ほんまや"をもらったのも、もう10年近く前と思うと懐かしい。

 

そんなの事情が今、変わりつつある。

 

12月6日の臨時国会において、改正水道法が可決された。

水道事業が民営化されるというものだ。

 

民営化といっても、流石に、民間企業に全てを任せるわけではなく、行政が施設を保有したまま運営権のみを売却するという"コンセッション方式"を採用している。

 

「数年前に電気が民営化されたのと同じか。」と思った方は要注意。

 

電気とでは全く事情が違います。

水は直接体に取り込むものなのでかなりの安全性が求められます。

それを民間に任せるとは何事だ!となるのが当然だと思います。

 

民営化した海外では、価格の高騰や水質の悪化が実際に起きたそうです。

オランダの民間団体の調査では、2000~16年の間に少なくとも世界33カ国267都市で、水道事業が再び公営化されているそう。

 

なぜ、民営化するのか

失敗例を見てなお、なぜ真似をするのか。

 

これには水道の老朽化が影響しています。

高度経済成長時に一気に整備された水道管はそろそろ寿命が来ています。

 

それを証明するかのように今年起きた、大阪の北部地震では多くの水道管が破損しました。

 

基本的に水道管整備費は私たちが払う水道代から賄われますが、それだけでは足りない状況にいずれ陥ると予測されているため、民間の力が必要なわけです。

 

まだ都市部ならいいですが、地方はもっと深刻で、人口減少が進み、ただでさえ足りていない水道代がさらに減っています。

 

現状3割の自治体が水道事業で赤字を食らってるわけですから苦肉の策であってもやるしかないんですよ。

 

我らが大阪市でも橋下市長の頃に、一度民営化を試みたようですが各所から反対に逢い、断念したそうです。

全く知らなかったな〜

これを機にまた導入に向けて動き出す可能性が高いですね。

 

これからの動向に注目です。

 

じゃあ今日はここまで。また明日。