この支配からの卒業
この日のためにブログを一旦止めてこの文を書き綴るために沢山ある伝えたい言葉を選ぶ日々を過ごしていましたが、やっと載せれるわけです。
まず一言目に何を言おうかなと考えていましたが、結局ここに落ち着きました。
「ありがとう」
特定の誰かにと言うわけでもなく、仲良くしてくれた人も嫌々でも関わってくれた人も先生も生徒も親も。全員に感謝。
人間関係に悩んだことのない人生をここまで送れているのは全てあなた方の寛容な心のおかげです。
まだまだ未熟で、言いたいことをすぐ口にすることがあるので困らせたり、不快な思いをさせることがあったかもしれません。
そんな淡路をこれからもよろしくお願いします。
高校3年間振り返ってみて、楽しかったと思うことの方が多いか、しんどかった思い出の方が多いかは人それぞれですけど、自分は明らかにしんどい時の方が多かったんです。
正直、入りたくて入った高校ではなかったので絶望感を抱いていた時期もあって辞めたいと何度も思ったけど辞めずに耐えてよかった。それも全部周りのおかげ。
立ち直ったきっかけは3つあって、1つはとある研修に参加したこと。
単純に楽しそうという理由で参加したにも関わらずまさか第五回までフルで行くとはその時は思ってなかった。
先輩達の背中が遠く感じていたけどもう今はそんなところよりもっと遠くが見えてる。
大成長できた。
だからこそ、卒業してからも今度は導く側として関わっていきたいという思いが強い。
そして2つ目は
2年になってある男がいきなり勉強しはじめたこと。
男子の仲良い子らで席次30位台をほぼ独占してた一年の頃からは想像できないぐらいそいつが頑張って頭一つ飛び出てきてこれは焦った。
根は真面目なやつで、彼がいなかったら今のようにはなっていないと思う。
多分ほかのやつらも焦ってたと思う。
突然みんな席次上がったもんね。
クラスの男子勢がみんな必死にTOEICも勉強してたから自分も焚きつけられていい点取れたし、根気強く教えてくれた子にも感謝
何だかんだ勉強も大切にした方がいいと切に感じた。やりたいと思ってもできない人もいるからね。
そして3つ目
2年の夏休み前の懇談で引くぐらい怒られたこと。ゆうに一時間は超えて怒られ続けた。学業も半端やし、他にも生徒指導事案まで抱えてて一番やばかった時にそれでも見捨てずに叱咤してくれて、上手いこと軌道に乗せてくれた担任にも感謝。
その他にも色々あるけど挙げだすとキリがない本当に来てよかった。
クソだるいCom英も退屈な生物も注意されまくった現代文も全部が思い出です。
ここから先はさ、自分と気があう人とだけ遊んで、話して、学んでいくんだろうけど高校はそうもいかなかったし、ムカつくしがらみもいっぱいあったのよ。
でもそれが時間とともに笑い話になって、酒の肴になるんだろうな。
5年とか10年経ってから集まったときに結婚してる人がいたりして、それぞれの生きる環境とか意味、目的は変わっていると思うんです。
怖いなー結婚とか。思いもよらない人がしてたりして(笑)
自分は流石に5年後は大丈夫やろな。
そこまでの責任感はないよ。
たとえこれから色々あったとしても高校生活はクラスみんな共通の3年間。
思いは違えど環境は同じ。
懐かしいワードで盛り上がって騒ぎたいもんだね。
楽しみだけど寂しいな。
ちょっと話は変わるんだけど
高校っていう理不尽まみれの支配から卒業していくと目の前には本当の自由が転がってる。
今までの制約された自由とは違って意志さえあればなんでも出来るようなそんな年齢なの。
でもその自由は実は自己責任。保険は効かない
羽目を外した時は全部自分に返ってくる。
もう自分たちのために真剣になって怒ってくれる人も減ってきてる。自分たちで善と悪の判断はしなきゃならない。
支配があった方が、ある程度縛られていた方が楽だと思うよ。判断が少なくて済む。
まあ、そんな感じで高校生活が楽だったなって思うかもしれないけど一緒に乗り越えよ。
それだけ心に留めておいてほしいな。
なーんて当日までに色々書いちゃって今卒業式が終わって落ち着いてベッドに座ってみると「あぁ、終わったんだな〜」ってしんみり思うわけですよ。
大半は同じ大学だから時々会うだろうけど、そういうことじゃなくてさ。
会えることが当たり前。来て当然の環境が恋しくなりそうね。
専門行く子と違う大学行く子の 3人で飯食って帰ってきたんですけど、その帰りに家まで30分ちょい歩いて帰ってて、中学の前を通りがかったの。そしたらさ偶然野球部が練習してて、お世話になってた家庭科の先生がいたから話して帰ってきた。
相変わらず、すごい素敵な先生で今日偶然やけど会えて挨拶出来て良かった。
帰り道は中学生の頃、クラブ帰りに通った道を歩いてきたんです。もう三年以上前のことなのに体が覚えてて、ぼーっとしながらでも帰れる。
完全に持論だけど、メモは要らないと思っていて、どんなに価値ある経験でも言葉でも、記録がなければ覚えていられないものなんて意味がないと思っている。
そんな中で記憶に残るようなことがたくさんあった学生生活をここまで送れた自分は大変幸せものです。
今日はこれ聴いてぐっすり寝てね。
大学生になっても自分は多分このままで、みんなに「あいつ変だけど面白いことしてる。私も頑張ろう」って思ってもらえるように頑張るからさ、なんかあったら助けてね。
最後みんなにもう一度だけ言わせてください。
「本当にありがとう」