オリジナリティ
テレビでみたブラジルの寿司。
それは想像を絶する一品だった。
ぶつ切りに等しいサーモン、粉末のねりわさび、想像を絶する量の醤油。
正直言って日本の寿司とはかけ離れていて、度肝を抜かれた。
でも、別に彼らはふざけているわけではない。
いたって真面目にそれを作っている。
彼らは日本を、寿司を愛している。無い物は技術と知識だけであってそれ以外は職人と何ら変わりがない。
むしろ、少し派手な寿司が出てても、日本のケバブがブラジルのケバブと違うのと同じぐらいだから。
そんなに大したことではないように思う。
地球の裏側なんてそんなもん。
でも中には、「日本の寿司とはどうのこうの」とか言い出すご意見番もいらっしゃるので、海外にあると思いがちな日本独特の食を紹介してみようかと思います。
いわば、ナポリタンみたいなもんで、無い物を作り出してる。知識をオリジナリティでカバーしているのは尊敬に値すると私は思います。
フランスのフレンチが必ず日本人の口に合うわけでなく、日本のフレンチの方が美味しいと思う方も多い。
それぞれの国にそれぞれが食べ慣れた味があって、美味しいは人それぞれだから、本場は正解かもしれないが必ずしも美味しいというのは見当違いだ。
本場の技術が尊ばれるのは当然だが、それとこれとは別の話で、風土に合ったものを提供することこそ必要なことではないでしょうか。
さあここからは実は和製の食べ物!
- ドリア
これが意外と知られていない。
横浜生まれの西洋風の食べ物。
某有名ファミリーレストランのミラノ風ドリアはどこがミラノ風なのか説明していただきたいものです。
- エビチリ
言わずと知れた中華の代名詞。と思いきや中華の巨匠 陳建民が考案したもの。
本元の料理があるそうですが、そこからアイデアを得てここにたどり着いたらしい。
- 中華の丼系
代表的なものに天津飯などがある。
オン・ザ・ライスされてるものは大体和製と考えるのが早い。
- 石焼ビビンバ
韓国の方では石焼かないんですね。
これは知らなかった。
我らが大阪発祥らしい。コリアタウンかなぁ
とまぁこんな感じで他にも色々と「え、それ日本独自なん?」となるものが多いです。
中華なんかがわかりやすいですけど、日本人にとっては焼き餃子もラーメンも天津飯も中華丼もエビチリも全て中華です。
それおなじで諸外国の方にとってはカリフォルニアロールもインディカ米のものもよく分からない炎の演出も全て寿司なのである。
文化と食は密接でそれぞれの文化に合わせて応用されていくのが一番です。
そして、誰もそれに文句を言う権利など持っていません。
他の文化に寛容でありたいですね。
じゃあ今日はここまで。また明日。
あわじ りょうへい (@JIYU_RyoAwa) on Twitter